「CS60代々木上原 三六九堂」志岐貢一さんインタビュー(前編)

CS60施術者インタビュー

CS60の施術をされる方はとっても個性的であり魅力的です。
その魅力を紐解くべく、施術者の方へCS60との出会いのきっかけや施術に対する思いなどをざっくばらんにお訊きしています。

第3回目のインタビューは、
「CS60代々木上原 三六九堂」の志岐貢一(しきこういち)さんです。

ところで

マーマーが初めて三六九堂で施術を受けた時のこと。

待合スペースの背もたれ付きの椅子に座ってふと前方に視線を送ると、視界に給湯スペースがありました。普通ならそれで終わりで、すぐに他に視線を移してサロン内の気になる部分を探して観察したりするんですけど、その時は違ったんです。何か違和感がありました。

それが視線の先にある、大きな業務用の保温ジャーだったんです。キッチンカートの上にまるでここが定位置と言わんばかりに置いてありました。

思わず「ここは施術サロンですけど、なぜここに!?」って思いましたよ。百歩譲って三合炊きの電子ジャーならまだしもです。それが飲食店でしか見かけないはずの大きな保温ジャーだったのでさあ不思議。結局、初回はそれについて言及することはしなかったんですが、気になって仕方なかったので今回はこの保温ジャーについてのお話から伺いました。

そしてそして!よくよくお話を伺ってみると、一見、施術サロンとは何の関係もなさそうなこの保温ジャーのお話から志岐先生の治療家としての「ありかた」を垣間見ることができました。

保温ジャーと志岐先生の意外な関係とはいかに!?笑

それではどうぞ!

なぜ三六九堂にはこんなに大きな保温ジャーがあるのか?

三六九堂院内の様子

見てください!あの大きな保温ジャー。ちなみに容量は二升だそうです。この写真だけ見ると、ここがご飯屋さんにしか見えないはず。笑

ーー給湯スペースにある、あの大きな保温ジャーの存在がとても気になっているんですけど、一体なぜここにあるんですか?

志岐さん(以下、志):これは譲ってもらったんです。ちょうど買おうかな〜って思ってたら、ポチろうかな〜って思ったら、いりませんか〜って来てですね。笑

ーーどういうことですか!?笑

志:どこにも、こういったもの欲しいですって情報発信してなかったのに。もう完全引き寄せが起こったんですよね。ほんと買おうとしてたんです。
本当に買おうかなと思ってたら「いりませんか〜」ってメッセンジャーが飛んできたんですよ。知り合いから。

ーー本当ですか!?

志:うんうん。笑

「うぉぉ、まさに今買おうと思ってたんですよ」って。「本当にもらっていいんですか」って言ったら、「どうぞどうぞ」って言われて、もっらたんです。

ーーまるで話がうますぎますね。笑

志:「いや、ていうか、悪いからお金払います」と返したけど、「いやいやいや、本当にうちも処分しようと思ってたから処分するにもお金かかるから…」

ーー「むしろもらってください」という流れになった、と。

志:そう。「だから持ってきます」ってなって。で、僕も図々しいから「ひょっとして保温ジャーもあったりします?」って。笑
そしたら「ありますよ、それも要りますか〜」って言うから、「いや喜んで」って。「それもあげます、あげます」って、これセットでもらったんです。

ーーそれがこれなんですね。驚

志:うん。だから、これ一円も使わずに。本当に譲ってもらったんです。笑

ーー来たんですね!

志:来たんです。笑

本当にすげえと思いました、そん時はね。笑

ーーそれは、すごい話です。

志:うん。完全引き寄せたと思って。そんなに強く願ってたわけではないから。でも大体そういうのが引き寄せられるんですよね。

金欲しいって言ってるようなものは全く引き寄せないんですよ。

お客さんに本当の酵素玄米の美味しさを知ってもらうため

志:ありがたい話。笑
で、基本的には気分で炊いているんです。コンスタントには炊いてはいなくて「そろそろまた食べたいな」とか「また炊こうかなぁ」って、ふと湧き上がったら炊く感じです。

だから無い時はないし、ある時はあるし。

ーー前回、僕が来たときはお米は炊いてなかったですよね。

志:なかったです。だからどういう周期でなんて決まってないんで、気分です。なんとなく。笑 ほんと、なんとなく「だけ」に従っているんです。笑

ーーそうなんですね。笑

炊いたお米はお客さんにもあげるんですか?

志:うん。もう全部ある限りあげてます。本当の酵素玄米の美味しさを知っていただくためにね。

ーーそして、ご自身でも食べて。

志:ここで食べたり、あとはタッパーに詰めて、家持って帰って、また冷凍して食べたりします。

ーーところで、酵素玄米って玄米を小豆とお塩で一緒に炊いたあと保温して熟成させる玄米ごはんですよね。

志:そうなんですよ。保温したままで10日ぐらい持ちますから。

毎日ひっくり返してます。それでまた酵素発酵は進むんで美味しくなりますよ。美味しくなるっていうか、表情が変わるって感じかな。炊きたては炊きたての美味しさがありますしね。

ーー水分が徐々に飛んでモチモチした食感になりますよね。

志:うん。そうです。

CS60代々木上原 三六九堂

今回はマーマーも施術後に炊きたての酵素玄米おにぎりをもらいましたよ。翌朝においしくいただきました

うまくいかなかった時の気づきから「なんとなく」に身を任せるようになるまで

ーージャーがここに来た経緯が普通ではあり得ないですね。笑

そのジャーで、なんとなく「だけ」に従ってお米を炊く。こんなにストーリーのある酵素玄米だと知って急にありがたくなってきました。笑

志:なんとなくが一番信用できるんです、経験上。自分の頭でガチャガチャ考えつくのはロクなもんじゃないですね。大体それに従ってもいい試しがない。笑

ーーその「なんとなく」に従ってもいいんだ、って確信できたのはいつですか?

志:最近ですよ。笑

ーー何かきっかけとなる出来事はあったんですか?

志:具体的な出来事は何かあったって言われたら特にはないんだけど、去年の10月ぐらいかな、急に。

急にっていうか、それまで集客のこととか売り上げのこととか、1人でやってると悶々と色々悩むじゃないですか。仮に今月いい成績を収めたとしても、果たして来月もそれをキープできるか、超えられるかは分からない、って考えが浮かぶんでね。僕も売上や集客を増やすための、それなりの経営的な施策を色々打ったりしたんだけど、まあ何一つ、うまくいかないわけですよ。

っていう悩みがずっと続いてて、ある時「あれ、なんか自分がやってること全部間違ってんじゃねえのかな」って急に思って。急にそれが来たんです。笑

ーー試行錯誤がうまくいかない中でのふとした思いでしょうか。

「あ、間違ってるや」と思って、で「もう全部やりたくないと思ってることを手放そう」と思ったんですよね。あんまり気が乗らなくてやってないこと、無理してやってたことを「全部手放そう」って思ってほんと勇気出して手放したんですよね。要はもうやめたんですよね。

簡単に言ったら、集客することをやめたって感じです。売り上げ伸ばそうとすることも全部やめたんです。もう単純に目の前に来てくれるお客さんだけに精神誠意、丁寧に、カンセリングやって、施術やって、ということだけやろうって決めたんですよ。笑

そしたら、売上が伸びたんです。その方が集客できたんですね。なんかしんないけど。笑

ーーほう〜。集客が増えた要因は口コミですか?

志:口コミとか、あとは色々ね。Youtuberの人が紹介してくださったりして。

多分他のサロンさんもね、その恩恵をいっぱい受けてらっしゃると思うんだけど、まあウチもそういう流れがあったり。そうじゃないとこでもまた口コミだったりで。どこで何がどう広がってるのかっていうのはよく分からないし。

ウチも来てくださったお客さんに毎回、何でCS60を知ったかとか、どうしてウチ来てくれたのか、なんていうことを聞くんですけど、皆さん色んな理由は言うけど、でもやっぱり「なんとなく」なんです。なんとなくここに来てるんですよ。

皆さん、他のサロンさんのとこにも「なんとなく」そこにいらしてるんですよ。理屈で何か説明しようとしたら色んなことを後付けて考えられるんだけど、今その瞬間、ここに来てる理由って「なんとなく」です。笑

本当に直感で「何かここがいい」と思ったから、皆さんそれぞれのサロンに行っている、と。

ーー例えば、今はインターネットがありますから、ネット検索して事前に調べて来る方もいるんじゃないですか?

志:でもまあ、細かく見る人は見るけど、ウチに来る人だって全然見てこない人もいっぱいいるんですよ。

だから、もうほんとなんとなく。笑 「気が付いたらいた」っていう感じですよね。

三六九堂 志岐先生

マーマーの質問に回答中の志岐先生。これまでのご自身の軌跡を熱く語っていただいております

「なんとなく」とは「自分の内側から湧き上がってくるもの」

志:縁ですよね。言ってしまえば、もうそうなるようになってたとしか言いようがない。笑

「起こることが起こるべくしてハイ起こりました」こんな感じがすごくしますね。

だから、自分のことは特にビジネスのことで抗ってたことがいっぱいあって、あんまりそれありきで考えると、僕の場合はとにかく物事がうまく進まないですね。他の方はどうか知らないですけど、こと僕に関してはね。

そういうものを手放して、本当に内側から湧き上がってくるものだけに従おうというふうにしたら、どんどん生きやすくなったんですね。そうしたら、そういったことを求めてるような方がいっぱい来るようになった感じです。

でも、お客さんは、ウチに来た時は、首が痛いだ、肩が痛いだ、腰が痛いだ、その痛みを取りたいという思いで来てるんだけど、色々話聞いてるとそれはあくまでも表面上のことで、潜在的にはそうじゃないことが対話してるといっぱい出てくるわけなんです。

それがめちゃめちゃ面白いんです。「自分がまさかこんな話をしに来るとは思ってませんでした」みたいなことが起こるんです。笑

ーー実はみなさん、心の中には普段は気が付かないストレスを持っているんですね。

志:でも、1時間とか、時間あるときなんて1時間半とか喋っちゃうから、そしたら「今日はもうこれで帰っても十分かもしれません」っていう方、結構います。

そのあと、CS60やったらやったで今度は体感が得られて、その体感が施術前の対話した内容とリンクすると、より「抜けた〜」って深〜い実感を感じて帰ってもらえることがお客さんを見ててすごくしますね。

自分でもこのセッション受けてみたいな〜と思いますけど。こればっかりは叶わないから。自分の施術は自分で受けらないですからね。

ーー確かに受けられないですね。笑

どこまで行ってもこのジレンマがありますね。笑

自分を消すこと、とことん信じ込むこと

ーー志岐先生の施術スタイルについて、カウンセリングをしてからCS60の施術をするやり方がすごく特徴的で確立されている感じがします。

志:まあそうかもしれないですね。確立はしてないです。日々変化してます。

ーースタイルの確立とは他のCS60サロンとの違いでという意味ですね。志岐先生がご自身に求めるクオリティーについては分からないですよ。先生がもっとこういうのがやりたいというのはあるかも知れないですけど。

志:最近思うのは、こういうのやりたいっていう意味においては、もうどこまでもお客さんに寄り添い続けたいっていうのがあるぐらいで、CS60の施術にしてもカウンセリングにしても、特にCS60の施術はそうですけど、いかに消えるかです。

ーーいかに自分を消せるかということですか?

志:はい。もうそれだけです。でも消えようとするってことを考えると、これは言葉のパラドックスになっちゃってまた違う方向に行っちゃうから。本当は「何も考えない」です。

ここが一番難しいところだけど言葉で説明すると「とことんその人の体を信頼すること」ですね。相手にどんなにいっぱい症状があったとしても、その人には確実に完璧に治せる力があるって、信じ込むことです。

ーーそれは志岐先生自身がそう信じ込む、ということですか?

志:僕がです。あとはCS60がやってくれるって信じ込むことです。そこに僕は介在しない、っていうのの究極ができたらいいなとは思っていますけどね。
そうは言ってもやってる間に色んな雑念はね、次から次へと浮かぶわけですよ。

今日の晩飯どうしようかな、とか。笑
このあとの仕事、ああしようこうしよう、とか色々。

あと、どうやったらこの人は良くなるのかなっていうことも、浮かんじゃう時は浮かんじゃうし。

ーーそれは施術者であればごく当たり前にあると思います。

志:そういうのがありながらも、またやってるうちにポカンってなる瞬間があるわけですよ。特に頭を施術している時が多いんですけど。

頭を施術していると自分の意識が飛ぶことがすごく多いです。でも、手は動いているんですよ。

手は動いているんだけど、ほんと、自分がどこいっているか分からなくなる時があるんですよ。で、ふと我に帰ると「ああ、あぶない、あぶない」って。笑 面白いですよね。

だいたい頭を施術してる時が多いです。

ーー施術してる時って相手から何か見えないものを受け取っている可能性もありますよね。

志:何かあるのかもしれないですね。同調しちゃってるのか分からないですけど。

とにかく鍼灸やってた頃はなんとかして直してあげなきゃっていう気持ちがすごく強かったですから。当たり前っちゃあ当たり前なんだろうけど、お金と時間をちゃんと使って来ていただいているので、結果出さなきゃっていう思いがすごい強かった。

でも、自分がそういうことを思えば思うほどね。逆の方向に目が出るというか、やっぱうまくいかないんですよ。何とか俺様がやってやるみたいな。

それは俺が治してやるっていうエゴなんですよね。それが強ければ強いほどやっぱりなんかね、エネルギーがうまく働かないんですよね。特にCS60は量子デバイスなんて言われてるぐらいだから、施術者の思いとか、エネルギーとか、波動っていうのはそのまま伝わるだろうし、さらにそれを増幅してるんじゃないかなと僕は思うんですよね。

ーー確かにCS60はそういったポテンシャルを持っているような気がします。

志:増幅器のような気がしてるから。だからなお更、すごくそこがデリケートに反映する道具だと思うんですよ。

やっぱり施術者のありようがすごく関わってくると思うので、いかに安定して自分がいいありようにいるかってことが、結局お客さんへの還元にもなるから。気をつけてるって言ったらほんとそれぐらいですよね。

あとは、とにかく来てくれた人の体を本当に信頼して、CS60を信頼して委ねちゃうってやつですね。お任せです。微笑

三六九堂院内の様子

待合スペースの本棚より。ちなみに禅の世界では「あるがまま」という意味は「自分の思いや枠をなくした上で、見えてくる自然な状態」を指すそうです

やっぱり生活習慣。さらには思考のパターン

ーーそうやってCS60を信頼して委ねながら、一方でこのサロンには他では見ないような機器があるじゃないですか。僕がさっき受けたアメジスト岩盤浴もそうですし、マイナスイオンを大量にぶち込んでくれるタカダイオンもあり、これらはどういった思いで導入されたんですか?

志:あれは自分が今話したような思いに至る前に入れていたもので、これらを導入していた頃っていうのは、思いつく限りのことをやって、なんとかしたいっていう思いが強かったんですよね。まあ良くも悪くも。で、アメジスト岩盤浴に関しては温熱っていうのがすごく大事だし、あれは電磁波カットもすごくよくできていて、コストもああいう岩盤浴マットの割には比較的ビーズナブルなんですよ。

ーー価格感としてはどれくらいのものなんですか?

志:高いものは100万円近い価格のものも全然あるんだけど、それの半分ぐらいの金額で導入できたのでいいかなと思っているんです。でも導入の決め手は直感です。

タカダイオンは元々ALSの方となぜか関わる機会があって、ALSで色々検索してたら「タカダイオン」っていうのがヒットして、そこから色々体験したり、見に行ったりしてたんです。

で、これはやっぱ体に悪いものではないなというのが分かってきて、そういうアルカリに還元するっていうことにおいては昔からあるものだし、悪いものじゃないから、さぞいいんだろうなということで導入はしたんですけど。

でもだからと言って、それをやってれば病気が劇的に改善するとか、がんが治るとかっていうことでもないんですよ。最初はそういうことを期待して買ってるんだけど。笑

タカダイオンとパルスケア

医療機器として第一号認可を受けたタカダイオン治療器(下)と次世代のEMSと謳われているパルスケア(上)と遠赤外線を放出する温灸器の三井式温熱治療器(右)

でもやり続けてるとやっぱりそういうものじゃないなってすごい感じてきて、じゃあ不調の原因て何だろうって色々考えると結局は生活習慣。体に影響を及ぼす生活習慣とは、例えば運動、入浴、睡眠。あと食事がすごく大事だなってことにどうも突き当たるし、で、さらには思考のパターンですよね。

ーー思考のパターンは体調に大きく影響すると思います。

志:すごいでかいです。むしろその生活習慣以上に多分思考のパターンていうのは。結局、思考のパターンが生活習慣を作ってるようなもんですから、そこがすごくキモ中の肝だと思ったんですよね。だからカウンセリングをやり始めたんです。

ーーCS60の施術をやり始めた時からカウンセリングをしていたんですか?

志:CSやってた時からもうカウンセリングはしてました。その前の鍼灸の時からカウンセリングやっていたんです。でも、今とは内容がだいぶ違いますよ。ここ数か月でもだいぶ変わってきてますね。

ーーそれが「日々変化している」ということなんですね。

志:はい。それはね、僕自身も変わってるのもあるし、来るお客さんも変わってきているんですよね。

ーーどんなふうに変わってきてるんですか?

志:今まではとにかく運動だとか、入浴、食事指導とか、そういうことをかなり事細かにやっていたんだけど、そんなことはとりあえず置いといてみたいな。笑
もう思考のパターンの話ですね。思考と感情と感覚の話。

あとは気づきとか。もっと言ったら悟りの話です。笑

三六九堂式CS60セッションの夜明け

ーーそれはまるで禅問答のようなカウンセリングですね。

志:禅問答みたいな、うん、ほんとそうです。そういう世界にどんどん行っちゃうんです、なぜか。笑

僕はそうしようと思ってやってるんじゃなくて、それがライブでその場で立ち上がるんですよね。多分、それはマーマーさんもね、前回ウチに来てセッションした時に体験されたと思うんですけど。

ーーはい。体験しました。カウンセリングルームの壁にかけてあるホワイトボードに次々とその時点の自分があぶり出されていくので、文字化された自分の状態が自然と目に入ってくるんです。それをぼーっと見ながらセッションしていたら普段思わないようなこととか浮かんできました。意外と体によくないもの食べてたんだなぁとか。笑

志:今はあれのそっち方面がもっと色濃くなってきてます。運動の話も大事なんだけど。

だから説明する時もまだありますよ、なんで運動が大事か、とかね。なんで入浴が大事かとか、なんで食事が大事なのか、ってことも事細かに説明することもありますけど、でも、どこまで説明してもその思考のパターンとか、自分の思考によって煩わされてるっていう気づきがないと、結局、また同じとこに引きずり込まれてしまうので。

生活習慣を変えようとしたところで、そもそも変えられないんです。

ーーそういった意味でいうと僕の場合は、ホワイトボードをただ見ながら、志岐先生の質問に答えていたら気づきが出てきて、自然と答えが出ていました。

志:知識だけで止まっちゃって、知恵に変わんないですよね。本人に実行してもらうためにはその人に気づきが起こらないと実行してもらえないんです。どんなに力説して説明したところで。笑

だから、どうやって気づいてあげられるかな、というか、どうやって気づきのサポートができるかってところが今はメインです。「気づかせてやろう」としたって気づいてくれないから。

こちらがアプローチをしたらその人の中にこう「あっ!」っていうね。「あぁ、あぁ!」って、「完璧にはよくわかんないけど、なんとなくわかりました」ぐらいでもいいからそれが起こってくれたらいいなっていう気持ちでやっているんですよ。

ーーそうするともう、第三者が聞くと、何だかよく分からない対話に聞こえますよね。笑

志:ほんとそうです。説明できないですよ。

ーーよって禅問答のようなカウンセリングになるという。笑

三六九堂院内の様子

施術ルーム手前にあるカウンセリングルーム。中には壁に掛かったホワイトボード。ここで禅問答なやり取りが行われているんですな

志:実際今日、最初に来たお客さんも何言ってんだか分かりませんみたいなことになっていました。
だから、もう「今日話したこと全部忘れていいから、これだけ覚えといてください」って言いました。人によって浸透度合いが本当に違うので。

ーーそうでしょうね。相手によって響く速さと深さは違うでしょうね。

志:全然違います。本当の理解度というか。僕も別に完璧に何かパカンと開いたわけじゃないけど、今も現在進行形で自分の気づきの扉がパカパカ開いている状態なので、毎日一日中、何に時間を割いてるのかというと、その気づきの扉をずっと見つめているんですよね。

施術やってても、何を見てるかっていったら相手の体を見てるより、自分をずっと見てるんですよね。結局、自分をモニタリングし続けているんですよ。

ーーお客さんを通して自分自身を見続けているってことですよね。

志:そうですね。ずっとそれをやっています。それこそ自分と禅問答やっているようなもんですよ。でも、その時間がすごい楽しいんです。内観オタクだから。笑

ーー笑 それは昔からなんですか?

志:まあ、昔ってことでは…病気してからですね。僕がここにいる全てのきっかけは、20代後半で病気したことが一番のきっかけだったから。

インタビューの後半へつづく

CS60代々木上原 三六九堂 店舗情報

店名 CS60代々木上原 三六九堂
ヨミ シー・エス・ロクジュウ ヨヨギウエハラ ミロクドウ
住所 東京都渋谷区上原 1-18-13 メゾンモア104
電話 090-7233-4343
営業時間 10:00 〜 22:00(完全予約制)
定休日 不定休
WEBサイト CS60代々木上原 三六九堂
特典 cs60との相性抜群、デトックス効果をさらに高めるAromaFranceのクレイ「グリーンライト」をプレゼント

AromaFranceクレイ「グリーンライト」
※予約時にマーマーのCS60体験レポート見たとお伝えください